NHKの朝の連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」や、ドラマ「恋は続くよどこまでも」などでの演技が注目されている、上白石萌音さん。
女優の仕事だけでなく、歌手としても活動されていて、きれいな透き通るような歌声で人気があります。
そんな上白石萌音さんの父、ちょっと変わった経歴をお持ちのようです。
今回は、上白石萌音さんのお父さんについて調べてみました。
上白石修は鹿児島の玉龍高校の教員!
上白石萌音さんの父、上白石修さんは玉龍中学校の教諭でした。
上白石萌音さんの父について、「上白石修 玉龍」で検索すると、鹿児島市立玉龍中高一貫教育校が出てきます。
学校の令和3年度の研究発表会資料に「上白石修」さんのお名前がありました。
地域と世界をつなぐ「主体的・対話的で深い学び」の創造
~Web会議を活用した、人と人、地域と世界を結びつける実践を通して~教諭 上白石 修(鹿児島市立鹿児島玉龍中学校)
引用元:玉龍紀要
社会科の教員である上白石修さんは、地域と世界をつなぐ学びについて長年研究されているようです。
国際理解学習として、メキシコでご自身が体験してきたことを基にされた講話を行ったり、公開授業を行ったりしています。
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社会の先生ということで、上白石萌音さんが大河ドラマに出演されたときは、時代背景や女性が若くして嫁ぐ意味などを教えてもらっていたそう。
いろいろ教えてくれるなんて頼もしい存在ですね。
上白石萌音さんの父上白石修さんは、現在では、異動されて別の学校で勤務されています。
上白石修はメキシコで教師をしていた?
上白石萌音さんのお父さんである、上白石修さんは以前、メキシコの日本人学校で日本語教師をされていました。
文部科学省では、海外子女教育の重要性にかんがみ、海外に在留する日本人の子どもに対して国内の小・中学校に準ずる教育の機会を提供するため、日本人学校及び補習授業校へ教員を派遣してその教育の充実を図っています。
引用元:文部科学省ホームページ
教育委員会から推薦されているなんて、きっと優秀な先生だったんでしょうね。
2006年から2008年までメキシコに赴任されていました。
原則として、配偶者や家族の同伴が推奨されているそうで、お父さん、お母さん、上白石萌音さん、妹の上白石萌歌さんの4人でメキシコへ訪れています。
当時の上白石萌音さんは、小学3年生。
消極的な性格で、日本にいたころは小学校になじめずに保健室登校をしていたこともあったそう。
そんな中、メキシコのグアナファト州で暮らすことになった上白石家。
町中に歌や音楽、ダンスがあふれ、人と人の繋がりを大切にするメキシコの暮らしで、上白石萌音さんの性格は前向きで明るいものに変わりました。
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メキシコから帰国後に、以前通っていた小学校にもどってきた上白石萌音さん。
同級生からは、「別人みたい!」と言われたそう。
メキシコでの暮らしが、前向きで明るい少女へと生まれ変わらせてくれたのですね。
そして、歌とダンスが大好きな少女に成長した上白石萌音さんは、数年後に芸能界デビューすることになります。
上白石修とラサール学園との関係は?
結論から言うと、上白石萌音さんの父上白石修と、ラサール学園とは無関係です。
上白石萌音さんのお父さん、上白石修さんは鹿児島県の公立学校の教員です。
メキシコに派遣されるほどの優秀な教員ですので、ラサール学園の教員になっていてもおかしくはありません。
ラサール学園は鹿児島県の私立学校で、入試の難易度や進学実績がトップレベルの、誰もが知る進学校ですよね。
ラ・サール中学校・高等学校(ラ・サールちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、鹿児島県鹿児島市小松原二丁目に所在し、中高一貫教育を提供する私立男子中学校・高等学校。
引用元:Wikipedia
公立学校の教員が私立学校に派遣されることはありません。
もし、上白石萌音さんの父上白石修が公立学校の教員を退職されて、私立学校に新たに採用されれば、私立学校の教員になることはできます。
しかし、現在も鹿児島県の中学校の教員をされていますので、ラサール学園と関係はありません。
どこからラサール学園の名前が出てきたのかわかりませんが、実際には違います。
優秀な教員ということからラサール学園の先生ではないか、という噂が出てきたのではないでしょうか。
上白石修の職業経歴とは?
上白石萌音さんのお父さん、上白石修さんの職業経歴についてわかっているものをまとめます。
上白石修さんは、公立学校の教員をされながら、定期的に研究論文を発表されています。
ですので、論文を発表されたときの所属校、または教職員の異動で公表された情報をもとに職歴をまとめてみました。
1998年 | 兵庫教育大学 |
2004年 | いちき串木野市立羽鳥中学校 |
2005年 | 鹿児島市立武岡中学校 |
2006年~2008年 | 日本メキシコ学院 |
~2015年 | 指宿市立南指宿中学校 |
2015年~2022年 | 鹿児島市立鹿児島玉龍中学校 |
2022年~ | 日置市立伊集院北中学校 |
自治体や地域によって違いはありますが、一般的に中学校の先生は5~7年程度で異動になります。
上白石萌音さんのプロフィールによると、幼少期は鹿児島県串木野市(現在のいちき串木野市)で過ごし、2005年に鹿児島市に引っ越したそうです。
上白石修さんの勤務校とも一致していますね。
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上白石萌音さん、萌歌さんが「東宝シンデレラオーディション」で、それぞれ審査員特別賞・グランプリを受賞され、取材を受けています。
2011年当時、上白石修さんの年齢は46歳でした。
ですので現在、上白石修さんは現在57歳か58歳と考えられます。
現在の中学校でも社会を担当されている、上白石修先生。
今でも論文を執筆されているのでしょうか?
上白石修は学校教育への貢献とは?
上白石萌音さんの父親、上白石修さんはこれまでにいくつかの論文を発表されています。
1998年:へき地小規模におけるTV会議システムを活用した討論型学習の指導法について
※「第15回日本教育工学会全国大会」で研究奨励賞を受賞
2004年:テレビ会議を活用した遠隔での討論学習における指導過程の工夫と多地点間交流の意義
2005年:電子メールを活用した遠隔地「岩手県」との交流学習
※「第21回東書教育賞 中学校B部門奨励賞」受賞
その他に、2019年に「日本教育工学協会ニューズレターNo129」で、「遠隔共同学習の可能性」というコラムを発表しています。
現在、GIGAスクール構想やオンライン授業などが行われていますが、20年以上前から上白石修さんは、遠隔授業について研究されていました。
離島と本土、学校間の交流、海外との交流、当事者や専門家との交流など、さまざまな離れた場所と対話する授業を行っています。
先見の明がある方なのですね。
研究者としても賞を受賞され、確実に成果を上げています。
リモート学習が急速に広まりましたが、それには上白石修さんのこれまでの研究が役にたっていることでしょうね。
メキシコに赴任されるほどの優秀な教員だった上白石修、それ以前から研究をされていたなんて、びっくりですね。
上白石修の年齢やプロフィールは?
上白石萌音さんのお父さんのプロフィール
- 名前:上白石修(かみしらいし おさむ)
- 生年月日:1964年か1965年
- 年齢:57歳か58歳
- 職業:中学校教諭(担当は社会科)
- 出身地:兵庫県?(上白石萌音さんは兵庫県生まれ)
上白石萌音、萌歌姉妹が幼いころのエピソードです。
お風呂上りに濡れたまま髪の毛を乾かさないで、2人は遊んでいました。
「風邪をひくから乾かしなさい」と言われたのに、そのまま遊び続ける姉妹。
すると激怒した上白石修に「そんなに風邪をひきたいなら、ひけばいい!」
と、外に出されてしまったのだとか。
でも、かわいい娘たちが風邪をひくのはかわいそうだから、外に出す前にはマフラーをまいたり厚着をさせたりしたんだそう。
厳しいような、優しいような、おもしろい上白石修ですね。
他にも、上白石萌音さんの日記と萌歌さんからの手紙を、姉妹の許可を取らずに勝手に番組に提供してしまって、怒られたことがあったとのこと。
娘たちの一番のファンだから、役に立ちたくてやってしまったのでしょうか。
自分の父親だったら笑い話にはできそうにありませんが、なんだか応援したくなるようなお父さんですね。
まとめ
上白石萌音さんのお父さんについてのまとめです。
- 上白石萌音さんの上白石修さんは、メキシコの日本人学校で働いていた。
- 上白石萌音さんの上白石修さんとラサール学園は無関係
- 上白石萌音さんの上白石修さんは、鹿児島県の公立中学校教員である。
- 上白石萌音さんの上白石修さんは、20年以上前から遠隔授業の研究をしていた。
上白石修のメキシコ赴任が、上白石萌音さんの人生に大きな影響を与えていたことを初めて知りました。
また、お母さんも元音楽教師で、姉妹に幼いころから音楽を教えていました。
ミュージカルや歌で活躍されているのは、ご両親の育て方が関係しているのですね。